米麹だけでつくる米麹甘酒の作り方
米麴甘酒の作り方が2種類あるのはご存じですか?
今回の記事では米麹だけでつくる米麹甘酒の作り方をご紹介します。
米麹だけでつくる米麹甘酒の作り方を知ろう
米麹甘酒は、ヨーグルトメーカー、炊飯器、水筒、鍋と様々な保温機で作ることができますが、本日は多くの方が持っている水筒で作る作り方をご紹介します。
水筒でつくる米麹甘酒・はや作りの作り方
はや作りとは、麹のパワーと風味を最も感じやすく、材料の少ない・簡単な作り方です。手作りの甘酒には、酵素がたっぷりと含まれているので、善玉菌をダイレクトに摂ることができます。
※ちなみに、酒粕を水に溶かして、砂糖を入れてあたためたもののことは速成甘酒(白酒)といいます。
用意するもの <できあがり量:約500ml>
- 生麹…200g ※はや作りは麹の味=甘酒の味のため「生麹」をおすすめします。
- 水…300ml
- 温度計
- 水筒(口が広いものの方がつくりやすい) ※麹と水はだいたい1対1.5の割合にする
必ず保温力の高い水筒を使ってね!持っていない方は、THERMOS 真空断熱フードコンテナー 0.5L がオススメだよ。
作り方 <できあがり量:約500ml>
①水筒に分量外のお湯(水筒の1/3程度まで)を注ぎ、容器内を温めておく。
②鍋に水を入れ火にかけ、温度計で測りながら60℃くらいまで温める。
③麹を加え、更に火にかけ温度計で計りながら60℃くらいまで温める。
④水筒に注いだお湯を捨て、③を注ぎ入れ、しっかり蓋をする。
⑤8時間後、ご飯粒の形がゆるくなり、おかゆ状になっていれば完成。
温度計で温度をはかりながら、手早く進めることがコツだね!水筒の間口が小さい時は、漏斗を使いながら水筒に麹を入れよう。
米麹甘酒・はや作りのポイントと保存方法
Point!麹の糖化が最も進む温度は約50℃~60℃です(理想は55℃)。温度が高すぎると酵素が壊れてしまいます。温度が低すぎると酵素の働きが弱くて糖化しません。また、アルコール臭がしたり、酸味が出ます。
<保存方法>
- 甘酒は冷蔵保存してください。その際に、水筒から必ず出し、琺瑯・瓶・プラスチックなどの容器(鉄・アルミ・ステンレス以外)に入れ替えます。
作ったまま放置せずに容器を入れ替えてください。 - 作った甘酒は、そのままだと発酵が進み酸味が出てくるため、1週間ほどで使い切ってください。
使い切れない場合は、甘酒を鍋に出して一度沸騰させる(火入れ)作業をすれば冷蔵庫で2週間ほど持ちます。火入れをすると酸っぱくなるのも防ぎます。または、火入れはせずに、製氷機等で小分けに冷凍しておくのもおすすめです。(ジップロックに平たく凍らせて、パキパキ割りながら使用する方法もあります。)
米麹甘酒の効能と美容への影響、活用法を知ろう
身体に嬉しい効能と美容効果とは?
甘酒の身体に嬉しい主な効能は以下の5つです。もう一度、復習しましょう。
- すばやい疲労回復
善玉菌のえさになる麹菌が免疫力を高めて、疲労回復におすすめです。 - 腸内環境を整え毎日のスッキリをお手伝い
食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整え、便秘の予防や解消に役立ちます。 - 美容効果で美人度アップ
米麹甘酒には、保湿成分が豊富に含まれています。肌に潤いを与え、乾燥から守ることで、しっとりとした美しい肌を保つ助けとなります - 血行促進効果
血行不良は肌トラブルの原因となりますが、米麹甘酒に含まれる成分が血行を促進し、肌の血流を改善します。これにより、肌色が良くなり、くすみが解消されます。 - 抗酸化作用で健康効果
甘酒には、ビタミンCよりも高い抗酸化作用を持つエルゴチオネインという成分が含まれています。
手軽に米麹だけの甘酒を作って、毎日甘酒生活を楽しみましょう。